2019年の株式市場は、日経平均が一時800円近い下げ幅となるなど、かなり厳しい展開になりました・・・。信用取引を行っている投資家の方は追証で厳しい状況なんでしょうね。
こうした下げ相場であっても、いや、下げ相場であればこそ、将来有望な企業を見つけて今のうちに投資しておけば、将来的に大きな利益を手にすることができるのです。
というわけで、今回は前後編に分けて、2018年上場企業の中から2019年にブレイクしそうな企業を探したいと思います。前編の今回はスクリーニング、次回の後編で気になった企業をレビューしていきます。(追記)後編の記事はこちら
2018年の東証上場102社から有望企業を探せ!
昨年2018年中に東証(一部・二部・マザーズ・ジャスダック※リート除く)に上場した企業は、102社。これらの企業を、成長力や、収益力などの要素で、スクリーニングしていきます。
私がいつも参考にしているこの本「会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方」
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によれば、「テンバガーの条件」は以下の4つ+1とされています。
- 売上高成長率20%以上(※4年間続けるとほぼ売上高が2倍になる)
- 営業利益率10%以上
- 上場5年以内
- オーナー経営者がいる
※これに加えて、増資や株式分割を行っていれさらに評価UP!
今回見ていくのは昨年上場企業なので、「上場5年以内」については文句なし。ただ、「売上高成長率20%」については、本来は「4年間継続で売上高2倍」なのですが、上場からの期間が短すぎるため、4年分の決算の情報が揃わず単年の数字としました。
それを抽出したのが、↑の画像にある17社です。中でも時価総額が小さく、筆頭株主が創業者orその資産管理会社であるのが、9279 ギフトから、3446 ジェイテックまでの上から11社です。
ただ、一番右の「初値からの上昇率」を見てみると、この冬の厳しい相場状況がよくわかります。4382 HEROZ、3446 ジェイテックは70%近い下落率、4388 エーアイ、7320 日本リビング保証、6568 神戸天然物化学、4422 VALUNEXも50%かそれに近い下落率になっています。
一方で、9450 ファイバーゲートは初値から38%上昇、4391 ロジザードも37%上昇と、健闘している所もあります。
↑で上げたのは前期実績数字を元にしたデータですが、今期の予想数字から見ていくと、さらに5社が条件に当てはまってきます。
以前個別記事で取り上げた、4397 チームスピリットがここで出てきました。上場来の上昇率も22%となかなかです。
まとめ
ここまで利益率、成長率などの基準から17+5社をピックアップしてきましたが、次回はこの中から、特に気になった企業をチェックしていきたいと思います。
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