四季報2018秋号全部読む!前回時間がなくて途中になっちゃった機械系企業の続きを少しやって、またサービス系企業に戻ります。
今回は6151 日東工器からです。
記事の更新ペースが遅くて、このままじゃ次号出ちゃうよと、そう思う方は↓のリンクから四季報秋号をチェックして自分だけの企業を探してみてください。
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~ここまでの投稿~
第31回「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」
第21~30回まとめ
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ
番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」 ③「同(後編)」
ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)
・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
・その他時事ネタ
あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。
また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。
6151 日東工器 ~ 6167 富士ダイス【機械】
6151 日東工器 市況関連株 配管の簡易接続器具である迅速流体継ぎ手(空手みたいな名前w)の最大手。営業利益率は20%近い。11/6発表の中間決算は会社の事前予測を上回った。決算前から株価は底打ちしていたが、決算を好感してより上昇中。
6157 日進工具 市況関連株 切削工具の中堅。無借金と堅実経営。その一方で営業利益率が27.5%と大変高い水準。10/31発表の決算は予想を若干下回る内容だったが、あまりインパクトはなし。株価は夏以降かなり低い水準で推移。
6158 和井田製作所 市況関連株 工作機械中堅。欧米の自動車や電子部品が好調。営業利益率は14%となかなかの数字。チャートも長期的にみれば結構いい感じの上昇トレンド。先月の下落で、移動平均線にタッチしかけるも何とか持ちこたえた。
6161 エスティック 市況関連株 ねじ締め機器の国内トップ企業。自動車向けが中心なので、自動車業界の設備投資の旺盛さに引っ張られてこちらも好調。営業利益率25%以上と非常に高採算。チャートも非常にきれい。10/25に発表された決算はコンセンサスを大きく上回った。さらに一段高。ただ、自動車業界次第なので、今後の行方はよく監視する必要あり。
いわゆるニッチトップが多い印象の、6100番台機械業界でした。
6171 土木管理総合試験所 ~ 6200 インソース【サービス】
急成長株ばっかりのこの辺りに一社だけ場違いな企業が(笑)
6172 メタップス 急成長株 アプリ収益化支援、ネット決済代行を手がける。また最近では仮想通貨関連企業としてもしられる。利益的には営業利益率が2%なく、かなり厳しい。将来のビジョンは遠大なものがあるが、実態として儲かっていない。がんばってほしいとは思うが。10/15発表の通期決算は赤字転落。
どんだけカッコいいこと言っていてもいいけど、儲けなきゃね。
6178 日本郵政 低成長株 いわずと知れた郵便屋さん。我が家に黙って不在票入れやがるでおなじみの会社。予想配当利回りは3.65%。業績は右肩下がり予想。JTもそうだが、下手な地方債買うぐらいならここ積み立てた方がよっぽどいい。
6184 鎌倉新書 急成長株 葬儀、仏壇、お墓のポータルサイトを運営。ピーターリンチも言っていたが、「人が嫌がる業界の株は買い」だ。チャートは10月の下落のせいでちょっと崩れてしまっているが、ここからトレンド復帰できるかどうか。営業利益率が20%を超えている。成長率も4年で売上・利益2倍とすばらしい成長スピード。買ってみるか。
6194 アトラエ 急成長株 成功報酬型の転職者向け求人サイトを運営。営業利益率30%と大変高い。売上は4年で3倍以上、利益は8倍以上と急成長。11/8に発表されたばかりの決算では、売上高、営業利益とも20%以上の成長を達成。この決算を好感して、11/9の株価は10%以上の伸びを記録した。
6196 ストライク 急成長株 会計士、税理士主体のM&A仲介会社。順調に仲介成約件数を伸ばし、営業利益も毎年20%以上のスピードで成長している。四季報秋号発売直後の9月末新たに発表された20.8月期の業績予想は、売上高55.2億、営業利益19.5億と、さらなる成長が予想されている。営業利益率も30%以上と非常に高い。ここも注目してみるか。
6200 インソース 急成長株 企業人事部向けの講師派遣を行う会社。営業利益率10%以上。ただ、四季報によると「全営業員が全商品を売るため、新規事業は埋没気味」とのコメントに不安。ただ、チャートはIPO銘柄にありがちな、初値=高値ではなく、上げ続けであり、チャートの形はいい。
まとめ
今回の企業の中で特に気になったのは、決算好感で大きく値上がりしたエスティック、ニッチな業界で大きく伸びる鎌倉新書、急成長を維持し採算よく、事業承継やM&Aなど今後需要の増えそうなストライクがいいかなあと思いました。
次回以降はまた機械に戻ります。もうちょっとペース上げてかないと・・・(それ何回言うてんねん)
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