ダイヤ通商(7462)2019年3月期決算を発表!

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ダイヤ通商の2019年3月期純利益は734百万円!

ダイヤ通商は今日15日、2019年3月期決算を発表しました。これによると、売上高は3,333百万円、営業利益は39百万円、経常利益は48百万円、そして最終利益は734百万円となりました。

それでは、内容を詳しく見ていきます。

業績については若干の修正あり

業績については、決算と同時発表となったIRで修正されています。

IRのタイトルが「特別損失(減損損失)の計上と業績予想と実績値の差異に関するお知らせ」だったので、嫌な予感がスゲーしましたが、特損分については、ガソリンスタンドとコギー(自転車店)の固定資産減損分でした。大したことなくてよかった(笑)。

 

各セグメントの業績は?

ダイヤ通商が抱える石油SS、専門店、不動産の3つの事業についてみていきます。

石油SS事業

昨年夏に「SSヨンク大塚(東京都豊島区)」を売却したにもかかわらず、売上高はむしろ前年比7.1%増の24億36百円、営業利益は昨年比64.7%増の70百万円と大きく向上しました。

専門店事業(自転車店)

コギーは、2019年3月に「ららぽーと豊洲店」を開店、10月には「川崎ルフロン店」の増床を控えています。年度末の開店でしたので、業績への寄与は小さいものとなりました。

売上高は7億39百万円(4.7%増)、営業利益は12百万円(56.3%増)とこちらも営業利益が大きく向上しています。

不動産事業

本社のある巣鴨ダイヤビル、川口市の川口ダイヤピアはいずれも満室と好調。トランクルームは95%とこちらも好調な経営となっています。

売上高は1億58百万円(6.3%増)、営業利益は76百万円(9.5%減)とやや減速しています。

 

財務状況は大幅改善

財務状況は固定資産の売却益の大部分を借入金返済(短期借入金が3億50百万円、長期借入金が2億17百万円)に充てたことにより、実質的に無借金となっています。

これによって、自己資本比率は37%70%大幅改善しました。

また、一株当たり純資産は1,908円と、これも前期(2018.3月期)の899円に比べて大幅に増加しています。

 

2020年3月期の業績予想は?

2020年の業績予想は、売上高35億円(5.9%増)、営業利益45百万円(14.4%増)、経常利益46百万円(4.4%減)、純利益37百万円(94.9%減)となります。

純利益の減少率がえぐいですが、特益によるものでしたから、これはしょうがないですよね・・・。

 

残念ながらPTSでは下落中

今回の決算、決して悪い内容ではないと思いますが、なぜかPTSでは下落しています。

23時30分現在で880円と、今日の終値938円から58円も下げており、投資家の間ではやや期待外れ感があったようです(増配がなかったから?)。

 

明日の動きが心配・・・

明日以降の同社の動きは心配です。繰り返しますが、決算の内容は悪くなく、むしろ非常に良い内容で、かつ一株当たり純資産も倍になり、自己資本比率もよくなっていますから、買われこそすれ、売られるような動きにはなってほしくないのですが・・・。

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