イーサリアムの異常な手数料とHuobi Japanの異常な板に思う

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こういうことがあると、まだまだ仮想通貨もこれからだなと思います。

送金手数料3,300万!?イーサリアム異常な送金

まず、イーサリアムで異常な送金手数料が観測されたという事件から。
0.1ETH(16円)の送金額に対して、手数料が2,100ETH(約3,300万円)と異常な金額になっています。

発見者の墨汁うまい氏によれば、どうやら手数料と送金額が逆になっているのでは?とのことです。

この事件で思い出されるのが、ジェイコム株誤発注事件です。

2005年12月に、当時上場したばかりのジェイコム(現・ライク)株の売買をめぐって、株価と株数が逆に入力されたことにより異常な売買が発生。市場が混乱したという事件でした。

この当時からすでに、異常な売買を行う際にはシステムに警告が表示される仕様にはなっていたものの、みずほ証券側の担当者はこの警告を無視、そのまま売買を進めてしまうミスがこの事件の引き金を引きました。

そしてこの混乱に乗じて巨万の富を得たのがあのジェイコム男ことB・N・F氏ということになります。

当然現在の東証ではこういった売買は成立しないようにシステムが改修され、今こうした事故が起こる可能性は限りなく低くなっています。

 

Huobi Japan(旧:ビットトレードジャパン)で異常な板が発生

続いて昨夜Huobi Japanで発生した異常な取引板についてです。

ここ数日の仮想通貨界の価格回復で、久々に仮想通貨界にも賑わいが戻り、出来高も上昇しているわけですが、Huobiでは売り物がなくなってしまったのか板がスカスカ状態となり、以下のような異常な板が出現していました。

画像は2/19 22時50分ごろのHuobi Japanのビットコイン/円の板の状況です。板がスカスカすぎて、もし成行で買ったら(成行はできませんが)0.4BTC買うだけで98万円にタッチしてしまいます。

気になって翌日(2/20)再度確認しましたが、状況はほとんど改善されておらず、一時的なものではなく、恒常的に売買が閑散とし、板が薄くなってしまっているようです。

これならはっきり言ってZaifの方が(ビットコインだけみれば)よっぽどマシです。ようやく国内にもまともな業者が入ってきたなと思っていたのですが、とんだ見込み違いだったようで・・・。

 

一体いつになったら使いやすく安全な取引環境が得られるのか?

私は株式投資も以前から行っていますから、交換業者によって買える通貨や値段が異なることがそもそもおかしいと感じています。

例えば、野村證券100万円だったA社株が、大和証券では同時刻に102万円で売買される・・・なんてことはないわけです。それは、証券会社はあくまで仲介に徹し、実際に売買の交通整理を行うのは、東京証券取引所(東証)だからです。

ですから仮想通貨についても、日本国内で統一の取引所(あるいは、通貨の規模や性質に応じて複数あってもよい)を作り、一つの価格で取引すべきではないでしょうか。

また、上場通貨にしても、取引所が厳しく基準を設け、開発に勢いのある通貨はできるだけ早い上場をさせる一方で、プロジェクトが放置され、実態のない通貨については容赦なく上場廃止にしていくことで、将来性のある通貨に投資家の資金が健全に集まるやり方にしていかなければならないと思います。

 

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